「昨日は理想的な睡眠を得ることができましたか?」
この質問に対して、多くの方は曖昧な答えしかできないのではないでしょうか。
それもそのはず。「理想的な睡眠」という言葉の定義が曖昧ですので、はっきり答えることができないのも当然です。
ですので、この記事では『理想的な眠りの定義』について書いていきます。
理想的な眠りの定義
ご存知のように、良質な睡眠をとることは、私たちの全身の健康維持に欠かせないことです。
しかし、「理想的な」睡眠をとるとはどういうことなのでしょうか。まず、基本的なことから見ていきましょう。
体と心を最適に機能させるためには、成人は毎晩平均7〜9時間の質の高い睡眠が必要です。
つまり『理想的な眠り』とは質の高い睡眠のことで、途切れることのない回復力のある睡眠を意味し、目覚めも爽やかで活力に満ちていることを意味します。
理想的な睡眠の4つの段階
次に、理想的な睡眠の4つの段階について説明します。
『軽い眠り』『深い眠り』『急速眼球運動(REM)』そして『夢のない眠り』です。
浅い眠りとは、夢の世界に入り始めた頃で、深い眠りへの準備としてメラトニンが分泌される時間帯のことです。
一方、深い眠りとはは、脳波が最も遅くなり、心拍数も低下する時間帯です。
この段階で私たちの体は回復し、新しい記憶を形成して学習能力を向上させます。
そして、深い眠りの後は、レム睡眠(急速眼球運動)となり、筋肉が麻痺して、夢を見ないようにします。
レム睡眠の後は、夢を見なくなりますが、リラックスした状態で目覚め、安らかな眠りから完全に回復します。
これらを踏まえ、どのように理想的な睡眠を実現するのか、その方法について説明していきます。
理想的な睡眠を実現する方法
質の高い睡眠を得るためには、週末も含めて毎日決まった時間にベッドに入るようにすることが重要です。
そのために過度なカフェイン摂取は避けるべきです。
ただこれは、カフェインは単純にNGだと言っているわけではなく、カフェインはすぐに眠りにつくことを妨げ、運動や仕事のストレスから身体を回復させるために必要な深い眠りの時間を制限してしまうので、夜遅い時間は避けましょうということです。
また、ヨガや瞑想などのリラックス法は、夜中になかなか寝付けなくなる不安を軽減する効果があります。
ヨガや瞑想で得られるシータ波という状態は、睡眠中の脳波に近いため睡眠のための導入には最も適していると言われています。
『理想的な睡眠』と聞くとな何か構えてしまいがちですが、今回お伝えしたように極当たり前な生活が私たちを理想的な睡眠を与えてくれます。
私たちは人生の3分の1をベッドの上で過ごします。
この意味は重要で、適切な方法で睡眠を得ないと人生の3分の1を無駄にしてしまうということになります。
多くの方が毎晩最適な休息を実現することを願っています。